Vol.1-Vol.20

院外報VOl.17

脳波検査の方法について

脳波検査とは・・・
脳に存在する神経細胞同士が、さまざまな情報や刺激を伝える際に出る信号を波形(脳波)としてとらえたものです。
脳波により全体的な脳活動や、ある程度限局した部分の脳活動を測定することが出来ます。
脳波検査から下記のようなことがわかります。
※てんかんの診断(異常部位や発作型の判定)
※脳機能の全体的な障害の鑑別・判定(頭部外傷、痴呆、脳症など)

どの様に検査するの?
検査の際、痛みや電気でしびれるようなことは全くありません。
まず、ベッドに仰向けに寝てもらいます。脳波信号をとらえやすくするため、頭皮の汚れや油分をきれいに拭き、頭皮に19個、耳朶に2個の電極(写責参照)をクリーム状のペーストで貼り付けます。検査中は目を軽く閉じ、力を抜いて楽にしていて下さい。検査終了後、頭皮のペーストは拭き取りますが、帰宅後の洗髪をおすすめします。
検査時間は約20分です。眼鏡・ヘアピン・ピアス・かつらなどは検査前に外して下さい。頭に電極を付け、仰向けに寝た状態で検査を受けます。検査時間は約20分です。

脳波ってどんなもの?
脳波は人種や性別では著しい変化は示しません。しかし、年齢と意識状態により生理的な変化を現します。また、光や過呼吸などの負荷をかけることにより、異常脳波が誘発されやすくなります。

負荷をかけることにより、安静時には見られなかった異常波が出現する場合があります。

(1)年齢による脳波の変化
脳波は脳の発達に応じ、年齢が進むにつれて変化します。また、60歳を過ぎると脳の老年性変化が見られることもあります。これは脳の活動が衰えてくるため、脳波に遅い波成分(青枠内)の増加が見られるようになります。
年齢が進むにつれ、脳波に速い波成分が増加し、左右対称になってきます。
新生児
1歳
5歳
10歳
成人
高齢者
(2)意識状態による脳波の変化
「ねむけ」により健常者でも脳波に変化が見られます。覚醒時から睡眠深度による脳波の変化を見比べてみたいと思います。
この脳波は全て同じ部位から記録されたものです。意識状態に応じて、脳波はこんなに変化します!

レム睡眠とは・・・
入眠期に似た脳波が出現し、急速眼球運動や身体の姿勢を保つ筋肉の緊張が低下する。レム睡眠は約90分周期で出現し、一夜に4~5回みられる。この時期に夢を見ていることが多いと言われています。
『院外報:ぬくもり』の他に、地域の皆様にもっと脳の病気について知って頂きたいと考え、9月6日(土)に『健康まつり』として院長講演等のイベントを企画しております。詳しくは、右記までお問合わせ下さい。

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