第18回 萌佑会 健康まつり

当初9月8日(土)に開催予定だった「第18回ふれあい健康まつり」は、9月6日未明に起きた胆振東部地震により延期となり、10月6日(土)に行われました。突然の延期にもかかわらず、当日は多くの方にお越しいただき、大いに盛り上がりました。

～健康ひろば～

相談コーナー

毎年好評をいただいている相談コーナーでは、「医師」「栄養士」「相談員」「看護師」などが皆さんの相談にお答えしました。日頃から気になっている点を気軽に相談できるのが魅力のひとつです。

健康チェックコーナーでは、肺年齢測定・骨密度検査など普段なかなかできない検査を手軽に受けられるようにし、査結果もその場ででるようにしました。

肺年齢測定コーナー

その他、手洗い体験・白衣体験など、健康ひろばでは「看護」を中心とした、体験ブースとなっていました。

～ケアパーク～

車椅子体験コーナー

車椅子体験コーナーでは、車椅子の使用方法や車椅子への移乗のポイントなどをレクチャーさせていただいたり、実際に車椅子に乗っていただき、スロープのあるコースを上り下りしながら一周して、車椅子の乗っている時の大変さを体験していただきました。

介護予防体操として、旗上げ体操を取り入れました。「赤揚げて～白揚げない」など頭も体も使う旗揚げ体操。介護予防としてはぴったりですね。

介護予防体操

その他、片麻痺体験キッドなどを装着していただき、着脱や杖などを体験していただく「介護技術体験」や介護士が装着する介護ロボット、最新の介護用品の展示など、ケアパークでは「介護」を中心とした体験ブースになっていました。

～リハパーク～

誰でも簡単！ふまねっと

昨年も好評だった、誰でも簡単！ふまねっと運動。ふまねっとは従来の運動プログラムとは異なり、全身のバランスや認知機能を向上させることを目的としたプログラムです。例年とは違ったステップと歌のバリエーションを増やし、幅広い年齢層の方に大好評でした！

やわらか頭教室と題して行われたブースでは、実際に臨床で行われている知能検査などが行われました。参加した皆さんは真剣な表情で取り組まれていました。

やわらか頭教室

その他、それいけ！すごろくで体操はその名の通り，すごろくの出た目に従い、ジャンプや足踏み、ダンスなどの体操を行っていただき、身体を動かして楽しんでもらう体操など、リハパークでは「リハビリ」を中心とした体験ブースでした。

～FOR YOU CAFE&お祭りひろば～

ラテアートコーナー

頭も身体も使った後に、ゆったりとした空間でくつろいでいただこうと作ったお休み処「FOR YOU CAFE」。ハンドマッサージや小物作り、中でも好評だったのがラテアート！家でも簡単にできそう！と幅広い年齢層に大変人気でした。

お祭りひろばでは、わたあめやかき氷、ゲームコーナーなどを用意。わたあめの甘い香りの中から聞こえるゲームコーナーからの歓声で会場はにぎやかでした。

ゲームコーナー

～森本院長による講演「知っていますか？高齢者てんかん」～

今年の講演は当院森本院長による「知っていますか・・・高齢者てんかん」という題目で行われました。日本は超高齢化時代に入り、80歳以上の脳卒中患者が増加。脳卒中後てんかんが増加傾向にあるそうです。また、てんかんとケイレンの言葉の意味や違い、てんかん発症のメカニズム等のお話の後、まとめとして、65歳以上の高齢者はてんかんを起こしやすく、原因として脳卒中と複雑部分発作が重要であること。複雑部分発作では、海馬との関連が深い「側頭葉てんかん」であること、症状は非常に特徴的だが、頭部MRIなどの画像検査では診断が付かず、見逃されることが多いこと、原因は「脳の老化現象」であり、誰もがなりうる病気であること、再発しやすい反面、抗てんかん薬の効果が期待できること等を話されました。

今年は地震の影響で延期になったにもかかわらず、たくさんの方にご来場いただき大盛況のうちに終えることができました。これからも皆様のお役に立てるような企画を考え、３施設合同でふれあい健康まつりを作っていきたいと思っております。今年度のふれあい健康まつりへのたくさんのご来場、誠にありがとうございました。

また、当日各ブース等にご参加・ご協力いただきました、水島薬局様・なの花薬局様・ふくろうの杜様・ネスレ日本㈱・メナードフェイシャルサロン様・アグリ五十嵐様・岩見沢ヤクルト販売様・岩見沢少年少女合唱団様、当日はお忙しい中、誠にありがとうございました。